研究課題/領域番号 |
15K11692
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 札幌市立大学 (2019) 札幌医科大学 (2016-2018) 北海道大学 (2015) |
研究代表者 |
荒木 奈緒 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (10464504)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 胎児異常 / 妊婦 / 助産ケア / 出生前診断 / 妊婦ケア / 子育て支援 |
研究成果の概要 |
本研究では,胎児異常を診断された妊婦や出産後にNICU入院となった新生児の母親と関わることの多い助産師をケアの専門家として位置づけ,専門家の同意の程度や対立する意見のすり合わせを行い,胎児異常を診断された妊婦への具体的支援内容のコンセンサス形成を目的とし調査を実施した.142名の助産師に対して、アンケート調査(デルファイ法)を実施した。結果、8項目の助産ケアについてその必要性のコンセンサスを得られた。しかし、それらのケアのすべてが実際に実施されているわけではなかった。「夫や家族の対象理解」「妊婦をサポートする体制づくり」「育児準備」については必ずしも実施されいないことが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎児異常を診断された妊婦への支援は、妊娠中の身体的、精神的ケアに重点が置かれるが、実際のケアを行っている専門家は、妊娠中から生まれた後の育児への準備や、妊婦・母親を支える家族の状況の理解と支援の必要性を明示していた。今後、周産期医療技術の発展に伴い、妊娠中に胎児の異常を診断される妊婦の数は増加することが推察される。そのような妊婦に対して、家族を含めた視点で、妊娠中から開始される子育て支援の必要性が示唆されたことは意義が大きい。
|