研究課題/領域番号 |
15K11698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
津田 朗子 金沢大学, 保健学系, 教授 (40272984)
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研究分担者 |
木村 留美子 金沢大学, 保健学系, 研究協力員 (90169946)
福井 逸子 金沢星稜大学, 人間科学部, 教授 (60390374)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 保育園看護師 / 気になる子ども / 発達障害 / 早期支援 / 切れ目ない支援 / 連携 |
研究成果の概要 |
A県内の全認可保育所を対象に「気になる子ども」の支援における保育園看護師の活動と役割に対する認識を質問紙にて調査し支援を検討した。その結果、回答のあった241園の看護師配置率は41.9%であった。看護師の多くは乳児クラスの担任として配置され、直接的な支援経験は少なく、保護者との関わりも限定されていた。そのため発達の経過や全体像を把握できず、72.2%はその役割をとれていないと感じていた。アセスメントツールによる定期的な発達評価は、経験則であった保育士の「気になる」状態を客観化し情報共有を可能にした。また、個人の捉え方の偏りへの気づきを促進し、見極めのポイントを見出すための指標となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「気になるこども」への保育園看護師の取り組みの報告が少ない中、本研究では「気になる子ども」の支援における看護師の活動実態を調査し、支援体制の課題を明確にした。また、先行した研究成果もふまえ、保育園看護師の専門性を効果的に発揮できる支援方法を検討した。これにより、経験則であった保育士の「気になる」状態が客観化され、情報共有が可能になるとともに、個人の捉え方の偏りへの気づきと、見極めのポイントを見出す指標が示された。これらは、多機関との連携や就学に向けた切れ目ない支援のための学校や特別支援学校・学級等、園内外の連携および継続支援を円滑にすると考える。
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