研究課題/領域番号 |
15K11716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 (2018-2019) 山梨県立大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
井上 みゆき 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (80347351)
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研究分担者 |
丸山 憲一 (丸山憲一) 群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 研究員 (80728741)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 超・極低出生体重児 / 神経運動発達 / 母乳 / 母親の学歴 / 新生児看護 / 極低出生体重児 / 母乳栄養 / 子育て支援 / 発達 / NICU / 低出生体重児 / 母親の教育歴 / 家庭環境 / 乳房のセルフケア / 超低出生体重児 / 壊死性腸炎 / 認知発達 |
研究成果の概要 |
本研究は、出生体重1500g未満の低出生体重児のNICU入院中の母乳栄養と生後18ヶ月・36ヶ月時の神経運動発達との関連を縦断的に明らかにすることを目的とした。 その結果、18ヶ月時の発達検査値と関連していたのは、「人工換気(挿管)ない」「NICU入院中の総経腸栄養の母乳割合が多い」「経腸栄養100ml/kg/day」であった。3歳時で関連していたのは、「母親の教育歴が高い」であった。 以上のことから、生後18カ月時では母乳栄養や新生児の身体的な状態に関することが発達に影響していたが、家庭での生活が長くなる36ヶ月になると人的な養育環境である母親の教育歴が高いことが影響していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、子どもの発達のためには、新生児期の身体的な状態だけではなく、母乳栄養、母親の学歴などの養育環境が子どもの発達に影響していることが示唆された。本研究の結果は、出生体重1500g未満の低出生体重児の成長・発達を促進のために母乳栄養は重要となり、母乳栄養を促進するためのエビデンスとなる。また、家庭での生活が長くなると「母親の教育歴が高い」ことが子どもの発達に影響しており、家庭内での母親の関り方により子どもの発達が促進できると考えられる。
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