研究課題/領域番号 |
15K11736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 綾子 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (00313742)
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研究分担者 |
大道 正英 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10283764)
竹 明美 大阪医科大学, 看護学部, 講師 (30344568)
西頭 知子 摂南大学, 看護学部, 准教授 (90445049)
横山 浩誉 敦賀市立看護大学, 看護学部, 講師 (20550510)
土手 友太郎 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (10257868)
佐々木 くみ子 鳥取大学, 医学部, 教授 (00284919)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 3次元分娩アニメーション / 産婦 / 助産師 / コミュニケーション / 支援ツール / 分娩アニメーションソフト / 分娩アニメーション / 分娩理解 / 満足度 / 3次元アニメーション / 分娩 / コミュニケーション支援ツール |
研究成果の概要 |
安全な分娩実現のために産婦自身が分娩管理に参画し、分娩進行状況を知ることは重要である。しかし、産婦の分娩現象の理解度の実態、理解による効果は明らかでない。本研究では、助産師による分娩アニメーションを用いた分娩の進み方の個別的な説明が、産婦の分娩理解・満足度に及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。対象は、介入群71名で、分娩第1期、2期に研究者が独自に開発した「分娩アニメーション」をインストールしたタブレットを用い内診後分娩経過を説明し、対照群56名と比較した。その結果、分娩アニメーションを用いた分娩の進み方の個別的な説明が、産婦の分娩理解、満足度を高めることに効果があったと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療者と産婦側の帝王切開回避努力は産科医療の重要な課題であるが,積極的対応は行われていない。産婦や付き添う家族にとり,骨盤内で起こっている分娩現象はイメージしにくい。「分娩アニメーション」を用い産婦に分娩現象をイメージさせることで,産婦や家族にとり分娩進行の理解や今後の見通しを立てることが容易になり,精神面にもよい影響を与えることが期待できる。さらに,産婦や家族が医療者と,例えば,現在の進行状況や今後の予測情報を共有することで,急激な進行への準備をする,進行しないときの処置やケアの理由の理解がより可能となり,安全、満足な分娩の実現に役立つと考える。
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