研究課題/領域番号 |
15K11746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
大内 潤子 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (00571085)
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研究分担者 |
林 裕子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (40336409)
福良 薫 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (30299713)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 口腔ケア / 口腔機能 / 高齢者 / 摂食嚥下 / リハビリテーション / 摂食嚥下障害 / 廃用症候群 / 口腔リハビリ |
研究成果の概要 |
本研究は,方法の標準化に向けて,口腔機能の維持・向上することが期待される黒岩(2010)による口腔ケアの実施状況を調査した。その結果,実施者によって方法や所要時間が大きく異なっていた。特に,口腔内を拭うことはほとんどの実施者が行っていたが,黒岩(2010)に特有な,舌への刺激は実施率が低かった。加えて,実施者によっては,黒岩(2010)の方法には含まれていない要素に費やす時間が長かった。これらから,標準化された方法においては,従来の口腔ケアとは異なる点をより強調することの重要性が示唆された。また,入院中の高齢者の比較対象として,地域在住の生活が自立している高齢者の口腔機能を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会において,高齢者の口腔機能の低下および摂食嚥下障害は解決すべき大きな健康課題のひとつである。本研究は,口腔機能の維持・向上を目的とした黒岩(2010)による口腔ケアが実際にどのように実施されているのか明らかにすることにより標準化に向けた課題を整理し,標準的な方法による効果測定のための基礎的資料を提供した。これは,超高齢社会において摂食嚥下障害を持つ高齢者が増えるなか,医療施設において効果的かつ継続的な実施が可能な口腔ケアの確立に寄与するものである。さらに,遅れている効果測定を実施することで,高齢者の口腔機能の維持・向上に貢献することが期待される。
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