研究課題/領域番号 |
15K11755
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 認知症ケア / 住環境 |
研究成果の概要 |
認知症高齢者を在宅で介護している家族(主介護者)6名及びその高齢者を担当している介護支援専門員を対象とした面接とそれぞれの自宅及び近隣の観察を実施し、中山間地域ならびに中心市街地(市街地周辺を含む)に暮らす在宅認知症高齢者に対して家族が実施している住環境の具体的整備内容とその意図を明らかにした。 本研究で見出された、認知症高齢者のために実施した住環境の具体的整備内容とその意図には、高齢者の自尊心を傷つけることなく、プライバシーへの配慮をし、家族だからこそ捉えられていた長年の生活スタイルを継続することによる能力の発揮につながっていることが示されていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症高齢者の約50%は居宅での生活を送っており、認知症高齢者の在宅生活支援を強化することは重要な課題である。在宅認知症高齢者の住環境に関する具体的整備内容を抽出することは、認知症高齢者に対応した在宅環境配慮の手法を開発し、家族と在宅サービス提供者が協働して住環境整備を進める際の手引きとなることが期待できる。 本研究成果は、在宅認知症高齢者の住環境整備に関するデータベースシステムの開発に向けて、そのデータベースに格納するデータとして活用することができる。そして、認知症高齢者が可能な限り住み慣れた地域で生活を続けていくための支援につながり、認知症高齢者の生活の質向上に貢献できる。
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