研究課題/領域番号 |
15K11757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
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研究分担者 |
室屋 和子 佐賀大学, 医学部, 准教授 (50299640)
松永 由理子 (明時由理子) 佐賀大学, 医学部, 助教 (50612074)
武富 由美子 佐賀大学, 医学部, 助教 (20750342)
坂本 貴子 佐賀大学, 医学部, 助教 (90758426)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / アロマセラピー / 睡眠 / 認知機能 / BPSD / 要介護高齢者 / 睡眠・覚醒リズム / 認知機能低下 / 認知症 / 高齢者 / 補完代替療法 / 施設入所高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、施設入所中の認知症高齢者にアロマセラピーを実施し、有用性を総合的に評価することである。施設入所中の高齢者に対し、芳香浴とアロマハンドマッサージを4週連続行った。介入前と介入期間中の睡眠・覚醒リズム、介入前と介入後の認知機能、BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)の程度および重症度を測定した。 女性22名、平均年齢90.3歳を分析対象とした。マッサージ非実施日に比べ実施日の睡眠・覚醒リズムの入眠潜時は有意に短かく、認知機能は、介入前に比べ、介入後は有意に改善した。BPSDは介入前に比べ、介入後は有意に改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知機能の低下を認める高齢者に対する補完代替療法としてアロマセラピーの効果を検証した。その結果、就寝前のアロマハンドマッサージは、睡眠潜時が短縮したことから、寝つきの良さにおいて有用であることが示唆された。また、マッサージに加え日中のアロマによる芳香浴を併用した介入によって認知機能やBPSDの改善に繋がる可能性も示唆された。これらの結果から、認知機能機能が低下している高齢者に、アロマセラピーを用いることにより、高齢者本人のQOLの向上や介護者の負担の軽減につながる可能性も期待できる。
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