研究課題/領域番号 |
15K11762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
辻 玲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20644470)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高齢者虐待 / 外来看護師 / 多職種連携 / 地域との関係づくり / 早期発見 / 認知症ケア / 看看連携 / 看護間連携 / 訪問看護師 / 継続看護 |
研究成果の概要 |
高齢者の風貌の変化や待合室での家族とのやりとりから高齢者虐待が疑われるケースへの対応に困った経験を足がかりに、外来看護師の高齢者虐待に関する看護に着目し、高齢者虐待徴候発見と対応のプロトコール開発を行った。外来看護師が、高齢者虐待疑いの中でもリスクの高いケースにおいてサインをどのようにつなげたらよいかわからず苦慮し、特に院外の地域の支援ネットワークをどう活用していくかがわからない現状を改善するため、連携をとる必要がある院外の関連機関が外来看護師との連携をとる際に何を求めているかを明らかにした。そして、外来看護師が、病院内外への調整・相談対応する方法の大枠を図式化することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者虐待は問題が潜在化する傾向が高い為、外来看護師が実際にその事例に遭遇することが少なく対応の経験を多く積めていないが、そのような場合でも高齢者虐待の潜在化している状況を洞察する視点を持ち、高齢者本人への支援や予防的に家族支援を行っていくための看護実践の指標となる。また、人数が限られた中で拡大する役割を行わなければならない多忙な中にいる外来看護師において、虐待疑いの高齢者をキャッチする機会を見逃さず、次につなげる能力を高め、早期発見の注意喚起と通報義務の説明にとどまっていた医療機関での高齢者虐待防止対応からより具体的な援助や他職種・多機関との連携のイメージができるようになる。
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