研究課題/領域番号 |
15K11779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 中部大学 (2017-2018) 名古屋大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
緒形 明美 中部大学, 生命健康科学部, 助教 (80740696)
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研究分担者 |
小木曽 加奈子 岐阜大学, 医学部, 准教授 (40465860)
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研究協力者 |
會田 信子
樋田 小百合
山下 科子
渡邊 美幸
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 特別養護老人ホーム / 職場環境 / 組織運営 / 人材定着 / 尺度開発 / 職場環境評価 / 職場定着 / 看護職 / 介護職 / 施設管理責任者 |
研究成果の概要 |
本研究は、特別養護老人ホーム/介護老人福祉施設(以下、特養)の看護職・介護職の離職率の高さに着眼し、組織運営・人材定着の指針となる職場環境評価尺度の開発をした。さらにそれをもとにして、尺度と職員の組織コミットメントとの関連性を検証するための調査を行った。 施設管理責任者および看護職・介護職を対象としたインタビューなど4つの予備調査を実施し、特養の看護職156名介護職188名の計344名の有効回答を得て職場環境評価尺度を開発した。分析の結果、尺度の信頼性と妥当性のある尺度であると証明できた。尺度と組織コミットメントとの関連では、施設長の職場に対する運営のあり方が人材定着を高めると示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで旧介護保険制度の枠組みによる特養の職場環境や、病院組織の職場環境を評価するツールは開発されてきた。しかし、時代に即応した特養における新たな評価尺度を開発する必要があり、本研究により、施設長などの施設管理責任者によるサポート体制、管理体制を包括的に捉えた職場環境評価尺度を開発できたことは、特養の組織運営の指針となるといえる。本尺度は、雇用管理改善および離職予防に向けた国の施策に提言することができ、特養における職場環境の特徴を捉えた人材定着のためのマネジメントに寄与すると考える。
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