研究課題/領域番号 |
15K11794
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 天使大学 (2018-2019) 日本保健医療大学 (2016-2017) 山形県立保健医療大学 (2015) |
研究代表者 |
小澤 芳子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (60320769)
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研究分担者 |
田中 克枝 八戸学院大学, 健康医療学部, 教授 (40315544)
小野寺 敦子 目白大学, 人間学部, 教授 (40320767)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 若年認知症 / 若年認知症を親に持つ子ども / 体験 / 成長発達 / 病気の受容 / 若年認知症の親を持つ子ども / セルフヘルプグループ / 支援 / 心理的距離感 / 受容 / 若年認知症の子どもへの支援 / 20歳以下の子ども |
研究成果の概要 |
若年認知症を親に持つ子どもの体験を明らかにすることを目的として、20歳以下の子ども4名に半構造的インタビューを行い、質的帰納法で分析した。若年認知症の親を持つ子どもは、病気になった親の姿が当たり前の中で育ったことから、自然に親の病気を受け入れることができていた。友人には親の病気をあえて話すことはなかったが、友人からの孤立せずに生活は継続できていた。経済的には、母親の頑張りで生活に困窮することなく、進学や学業への影響は最小限であった。父親に対しても感謝を感じていた。だが、親の病気の進行にはショックを感じていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年認知症に関する研究は、本人と家族の負担の視点からが多く、子どもへの影響はあまり考えられていない。本研究では、子どもたちは病気である親の姿を当たり前の親の姿として捉え、自然と受容していたことが分かった。また、母親が頑張りで子どもが経済的に困窮することなく生活できていた。また、子どもたちは家事や親の世話を分担し、親の病気によって家族の絆や子どもが成長する機会となったことがわかったた。
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