研究課題/領域番号 |
15K11796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 (2019) 埼玉県立大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
市川 佳子 (松本佳子) 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (30277892)
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研究分担者 |
出口 禎子 北里大学, 看護学部, 教授 (00269507)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 民間精神科病院 / 現任教育 / 精神科看護師 / 精神科看護 / 継続学習 / 看護師 / 精神看護学 / 学習支援プログラム / 民間単科精神科病院 |
研究成果の概要 |
本研究では、様々な立場の精神科看護師たちへのインタビュー調査により、次の成果を得た。看護部長らは、現任教育をケアの質を保証するための基盤として捉え、事務部門との連携の必要性を感じながら試行錯誤しており、次世代への継承方法を模索していた。一方、病棟看護師が抱く学習の動機は、ケアの場における人間関係の葛藤と密接に関連していた。教育に携わる看護師は、看護師同士が人間関係の葛藤と向き合いながら、互いに学び合うことを期待していた。 精神科での経験が長い看護師の経験値を共有する重要性が示唆され、看護師同士の感情を共有する場から生じる対話を学習の基盤とするプログラムの必要性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
民間精神科病院の看護師の継続学習においては、これまでの集団トップダウン型の学習提供には限界があり、ボトムアップ型の対話を基盤とした学習支援プログラムが必要であることが明らかとなった。誰もがメンタルヘルスの問題を抱える可能性がある現代に生きる我々にとって、そのケアを担う精神科看護師を支えるための支援は喫緊の課題である。本研究における実践的示唆は、看護学領域はもちろんのこと、保健・医療・福祉のあらゆる場へ応用できる可能性があり、専門職連携に関する基礎的知見を得る研究としても意義があると考えられる。
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