研究課題/領域番号 |
15K11802
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
三橋 美和 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (60347474)
|
研究協力者 |
桝本 妙子
小松 光代
眞鍋 えみ子
北島 謙吾
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 地域看護 / 睡眠 / 生活リズム / 保健行動 / 統合失調症 |
研究成果の概要 |
地域で暮らす統合失調症を有する人の睡眠と生活リズムの安定を図る援助のための基礎的研究として、睡眠と生活リズム及びその保健行動の実態を把握するとともに、PRECEDE-PROCEED モデルを基に作成した仮説モデルにより保健行動と関連要因との関係を分析した。 共分散構造分析の結果、要因は保健行動に、保健行動は健康に、健康はQOLに影響しており、仮説モデルが支持された。睡眠と生活リズムの健康は保健行動から大きな影響を受けており、それはGAF、抗精神病薬量及び他の変数よりも大きいこと、保健行動の実践には社会的環境を整える支援が有効であることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症は現在のところ治癒の望めない疾患であり、生活障害や認知機能の障害を抱えながらも、主体的に、その人らしく生きるための支援が求められている。本研究の結果、睡眠と生活リズムの健康を高めることがQOLの向上につながること、睡眠と生活リズムの健康を高める保健行動の実践には、日中行く場所、役割、相談先、ソーシャルサポート等社会的環境を整える支援が有効であることが示唆された。統合失調症を有する人の睡眠と生活リズムについて非薬物的な援助の有効性が示されたことは、今後の看護援助の可能性を広げる大きな意義を持つものと考える。
|