研究課題/領域番号 |
15K11803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
占部 美恵 (片丸美恵) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00451401)
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研究分担者 |
北島 謙吾 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (30204887)
福田 弘子 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (40551247)
宮田 千春 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (40738655)
加藤 佑佳 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60729268)
野田 泰葉 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50784146)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知症 / BPSD / 非薬物的介入 / 情動 / 認知機能 / 言語機能 / 扁桃体 |
研究成果の概要 |
本研究は、認知症高齢者の笑顔などポジティブな情動を引き出す介入を実施し、BPSD(認知症の行動・心理症状)に対する非薬物的介入を確立することを目的にしている。 この研究期間では、その第一段階である認知症高齢者に対するポジティブな情動を引き出す介入として、懐かしい音楽動画の視聴と回想法を組み合わせた介入を実施して、BPSD、認知機能、言語の変化を調査した。その結果、思い出を語る言語が増え、テキストマイニングによる分析では共起語同士のつながりが増えていた。これは、記憶が蘇った語りが可視化され、介入の客観的な評価と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症のBPSDへの対応に非薬物的介入が推奨されているが、その効果のエビデンスを示すことが難しい。本研究では、BPSDへの効果だけではなく、BPSDに影響している認知機能、情動、言語機能、日常生活など多方面から評価して、非薬物的介入がBPSDを緩和する要因と、脳機能を含むメカニズムを明らかにすることを目指している点が本研究の学術的意義である。 本研究では、ポジティブな情動を喚起する介入によってBPSDの抑止効果を狙っているが、看護や介護の専門職がその介入を実施するだけではなく、個別的なニーズに沿った自宅で誰もが手軽にできる介入方法を検討している点が社会的意義である。
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