研究課題/領域番号 |
15K11814
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
河口 朝子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (60555473)
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研究分担者 |
磯野 真穂 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 講師 (50549376)
石川 美智 活水女子大学, 看護学部, 准教授 (40638706)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ハンセン病 / スティグマ / らい予防法 / 社会支援システム / 差別 / 偏見 / 社会支援 / 隔離政策 |
研究成果の概要 |
本研究目的は、ハンセン病回復者の内面化された差別とそれに伴う心理状態を明らかにし、社会支援システムを分析した。研究方法はハンセン病回復者31名と支援団体等への面接・資料分析を行った。その結果、自身の内面に刻み込みこまれたセルフ・スティグマである「ハンセン病をうつす存在」、「刻み込まれたハンセン病の病名」、「自己存在の否定」などが病院受診や介護サービスの利用を拒むことに関連していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義は、これまでハンセン病回復者の内面に刻み込まれたもの(セルフ・スティグマ)の実態と生成過程を明らかにした研究はない。これらが明らかになったことによる社会的意義は、ハンセン病回復者が生活行為を回避・制限しない生活を可能にするために必要なケアプログラムの開発の基本的考えを導き出した。このことは、ハンセン病回復者が損なった人間性の回復と残された生活の質を豊かにできると考える。
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