研究課題/領域番号 |
15K11824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
小山 達也 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (90408568)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 自殺 / 看護師 / 精神科 / 教育プログラム / 自殺予防 |
研究成果の概要 |
精神科病院で働く看護師のための患者の自殺予防プログラムでは、自殺のリスクの認識、自殺リスクの危機介入からプログラムの構成が検討された。自殺リスクの認識では、自殺の可能性のある人の早期発見のために知識や態度形成の教育内容、自殺リスクへの危機介入では、対応事例やロールプレイなどの方法論を組み入れる必要性があった。精神科看護師は、患者の自殺を体験している場合があるが、心理的負担のサポートをあらかじめ明示することで自殺予防プログラムを実施しても、負担を最小限にできることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在精神科病院での系統的な自殺予防教育プログラムが実施されていないことを考えると、精神科で働く看護師の基本的な学習内容として、位置づけるためにも普及に関する研究という視点が重要である。自殺に関するテーマは、患者の生と死に関わるテーマであり、看護師の死生観や看護師が体験した患者の自殺の負担感の考慮や導入への慎重さが求められる。本研究では、精神科病院での教育プログラムの現状や課題の把握やフォーカスグループを利用した課題を検討する計画を考えており、自殺という困難な問題に対するアプローチの手法としても意義がある
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