研究課題/領域番号 |
15K11853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
上田 泉 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (90431311)
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研究分担者 |
佐伯 和子 北海道大学, 保健科学研究院, 名誉教授 (20264541)
岡崎 まどか (横山 まどか) 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (30737507)
河原田 まり子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (90374272)
岡田 尚美 日本医療大学, 保健医療学部, 講師 (00515786)
平野 美千代 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (50466447)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 子ども虐待 / 父親支援 / 支援プログラム / 妊娠期 / コンピテンシー / 虐待予防 / プログラム開発 |
研究成果の概要 |
日本における児童虐待の問題は深刻な社会の問題である。日本では、マタニティクラスは自由意思による参加であるため、父親の参加は限られている。今回の研究結果として、妊娠期に求められている父親の役割と能力は、知識と行動、父親役割の理解、夫婦関係の醸成などであった。これらの能力を父親が獲得するためには、妊娠期に父親支援が必要である。これらの能力を獲得するベースとなる共感力を高めることが最も重要であると私たちは考える。パンフレットやインターネットからの情報の提供だけではなく、父親自身が参加の主役として、ワークショップなどの体験型参加学習に参加することが望ましい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は子ども虐待予防を重視したポピュレーションアプローチである点である。日本では妊娠期に、母子保健事業あるいは医療機関での支援は母親中心に実施されており、父親の参加は限られている。妊娠期に母親だけではなく子ども虐待予防を目指した父親支援という点を考慮することに特徴がある。父親は母親をサポートするために育児に対する理解、育児方法を習得することに重点をおくのではなく、関係構築に重点をおいていくことが必要である。父親を支援すること、つまりは家族支援につながり子ども虐待予防に寄与できると考える。
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