研究課題/領域番号 |
15K11859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
影山 隆之 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (90204346)
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研究分担者 |
小林 敏生 広島都市学園大学, 健康科学部, 非常勤講師 (20251069)
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研究協力者 |
黒岩 千翔
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 交替勤務 / 眠気 / 生活習慣 / 職場ストレス / 睡眠教育 / エラー / 職業性ストレス / 夜勤 / 睡眠不全 |
研究成果の概要 |
交替勤務労働者の眠気に関して3つの研究を行った。1)製鉄所の男性交替勤務者の深夜勤8時間における眠気は、若年であること、睡眠直前のPC等の使用、夜勤後の午後に就寝すること、仕事の達成感の低さと関連していた。2)これを応用した睡眠衛生教育で、深夜勤における眠気に改善傾向が見られたが、睡眠行動や眠気の変化には個人差も見られた。3)看護師の12時間夜勤を模したシミュレーション実験を行った結果、1)2)で用いた眠気の自覚的評価は他覚的に測定した注意力低下と相関していた。60分休憩を2時または4時のどちらの時間帯に与えても差はなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夜勤時の自覚的な眠気が生活習慣や職場ストレスにより強まることが示唆されたので、睡眠教育と職場環境改善により夜勤時の眠気を改善できる可能性が示された。特に、独自に作成した睡眠教育プログラムの有用性が示唆されたことは大きい。他方、看護師に多い12または16時間夜勤は労働基準法が想定していない長時間シフトで、適切な休憩の取り方がわかっていないため、法令でも休憩時間について定めがなかったが、12時間夜勤では60分休憩が2時台でも4時台でも効果に差はないこともわかった。
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