研究課題/領域番号 |
15K11865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
伊藤 隆子 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (10451741)
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研究分担者 |
雨宮 有子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (30279624)
辻村 真由子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30514252)
石垣 和子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80073089)
吉田 千文 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80258988)
亀井 縁 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (90624487)
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研究協力者 |
藤田 淳子
松浦 志野
菱田 一恵
吉田 めぐみ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ケアマネジメント / モラルディストレス / 倫理的ビリーフ / ケアマネジャー / 在宅療養 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1)在宅療養の場でケアマネジメントを実践する専門職(CM)の経験するモラルディストレス(MD)にはどのような倫理的ビリーフが影響するのかを明確にし、2)それらを自己覚知できる支援ツールを作成し、3)専門的能力の向上を目指した支援プログラムを開発しその有用性を検討することである。その結果倫理的ビリーフは自分自身に対するものとして、ケアマネジャーとしての役割、組織人としての役割、他者からの評価、自分以外に対するものとして、利用者とは、家族とは、サービス提供者とは、所属組織とは、人間とは、の8カテゴリー25項目が抽出された。これらを支援ツールとして支援プログラムを実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在宅療養の場においては、包括的かつ継続的な在宅医療・介護の提供を行うため、利用者の疾病を理解し、複雑な社会保障制度を利用しながら、多様な社会資源をマネジメントする能力を持つケアマネジャー(以下CM)の育成が急務である。多様な価値体系の只中において否応なく押し寄せる利用者やその家族の信念・価値観に翻弄されながら、日本のCMはどのような信念・価値観あるいは倫理的ビリーフを大事にしているのか解明することは重要である。さらにCMの自尊心の低下や回避行動を最小限にするため、CM自身の信念や価値観あるいは倫理的ビリーフを自己覚知するような、専門職としてのスキルアップを図る研修や教育が求められている。
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