研究課題/領域番号 |
15K11872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
白井 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (40351150)
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研究分担者 |
佐々木 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (10351149)
井上 清美 姫路獨協大学, 看護学部, 教授 (20511934)
吉岡 萌 名桜大学, 健康科学部, 助手 (30734727)
稲垣 絹代 聖泉大学, 大学院 看護学研究科, 教授 (40309646)
島田 友子 名桜大学, 健康科学部, 教授 (80196485)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 野宿生活者 / 野宿生活経験者 / 社会復帰 / 健康支援 / 看護 / アパート生活支援 / ホームレス / 健康相談 / 生活保護受給 |
研究成果の概要 |
野宿生活者がアパート生活に移行したきっかけには、病気や怪我やなどによって野宿生活を継続できないという気持ちに変わるそれぞれのタイミングがあった。また野宿生活から抜け出す方法がわからず支援を待っていたり、日常生活の中で起こった偶発的な出来事が転機となったという事例もあった。支援のあり方として、出会うすべての人に将来に対する気持ちを積極的に問いかけ続け、気持ちに変化が起きるタイミングまで健康を支援することが必要である。また野宿生活者が出会う出来事が次の生活に向かう転機となり得るよう、その出来事を意味づけしていく関わりも必要である。そのために野宿生活者の語りを聴くことが重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野宿生活者の高齢化や長期化が指摘され、依然として9,000人もの人々が野宿生活を送らざるを得ない中で、野宿生活からアパート生活に移行できた要因を明らかにすることは今後の支援の方法や施策のあり方に示唆を与える。また、これまでの野宿生活者がアパート生活に至る過程に関する研究では、当事者である野宿生活者の立場からその過程を明らかにしているものは見当たらない。今回の研究は、野宿生活経験者の語りから、野宿生活をしていた時の気持ちやその変化を分析し、アパート生活に移行した要因を明らかにしているものであり、意義がある。
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