研究課題/領域番号 |
15K11884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前野 有佳里 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20432908)
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研究分担者 |
宮園 真美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (10432907)
鳩野 洋子 九州大学, 医学研究院, 教授 (20260268)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 精神障害者 / 対応困難 / 保健師 / 市町村 / 市町村保健師 / 処遇困難事例 / 支援技術 |
研究成果の概要 |
市町村では、対応が難しい精神障害者事例を支援することが増加している。本研究では、市町村保健師の対応困難事例への支援技術の明確化と、その技術項目に基づいた教育プログラムの開発を目的とした。 支援技術は、先行研究で作成した技術項目Ver.1に、文献検討による項目の追加・修正を行った(Ver.2)。内容妥当性を高めるため、熟練保健師へのグループインタビュー(GI)を行い、Ver.3を作成した。技術項目Ver.3をもとに教育プログラムを作成、試行した。結果、プログラムは実現可能で、参加者の満足度、有用性が高く、短期的効果が示された。今後は、本教育プログラムによる支援技術の向上の長期的評価が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
市町村は、精神障害者への保健福祉サービス提供主体であり、地域生活を支える中心的役割を担う。市町村保健師は対応が難しい精神障害者事例を支援できることが重要である。 本研究で整理した市町村保健師の対応困難精神障害者事例への支援項目は、保健師が事例の支援方法を検討する際や、行っている支援の見直しに活用できる。また、対応困難事例への対処方法を学ぶ教育プログラムは参加者が新たな知識を習得でき、事例を支援する意欲が高まり、十分な満足度が得られるものであった。この教育プログラムが広く実施されることにより、市町村保健師の対応能力が向上することで、精神障害者の地域生活に便益をもたらすと考えられる。
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