研究課題/領域番号 |
15K11907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
水谷 聖子 日本福祉大学, 看護学部, 教授 (80259366)
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研究分担者 |
松永 昌宏 愛知医科大学, 医学部, 講師 (00533960)
長谷川 真美 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (00559148)
水谷 勇 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (60190641)
西尾 彰泰 岐阜大学, 保健管理センター, 准教授 (90402172)
肥田 佳美 日本福祉大学, 看護学部, 准教授 (10587017)
大橋 裕子 日本福祉大学, 看護学部, 准教授 (70352911)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アディクション / アディクションミーティング / スキーマ / ワークブック / ハームリダクション / ストレングスモデル / 自己効力感 / クロス・アディクション / クロスアディクション / 生活困窮者 / 民間支援団体 / 家計相談 / 人とのつながり / 地域とのつながり / 地域社会とのつながり / 脳画像 / ストレス / 家計のやりくり |
研究成果の概要 |
ホームレス経験者の中には、アディクション(嗜癖)によって生活困窮を繰り返す人がいる。しかし、彼らが生活保護受給時にアディクションの適切な治療を受けていることはほとんどなく、既存のグループや組織にもつながっていない。生活困窮者支援団体においてアディクションで生活困窮を繰り返す可能性のある当事者への家計相談、ミーティングによる継続支援の実施と検証を行った。ワークブックや対話を重視したミーティングに参加することで、断酒やハームリダクションにつながっていた。また、唾液調査、質問紙調査のデータ分析の結果、カレンダーを活用し家計に見通しをもつことが成功体験につながり、他者との関係構築にもつながっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホームレス経験者のなかにアディクション(嗜癖)によって生活困窮を繰り返す人がいるにも関わらず、生活保護受給時にアディクションの治療や既存の組織にもつながっていないことが多い。病的賭博は明確な治療法が確立されていない課題があるなか、生活困窮者支援団体においてワークブックやカレンダーを活用した定期ミーティングを開催した。生活の振り返りや家計に見通しをもつ可視化、対話を重視したかかわりは、断酒・断薬の継続やハームリダクションになっていた。他者との関係性の再構築の機会になっていた。 生活困窮者のアディクションからの解放や健康格差是正の一助として、本プログラムは第3次予防として貴重な機会になっていた。
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