研究課題/領域番号 |
15K11912
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宇宙生命科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
寺西 美佳 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (10333832)
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研究分担者 |
日出間 純 東北大学, 生命科学研究科, 准教授 (20250855)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 宇宙放射線 / 植物 / シクロブタン型ピリミジン二量体 / DNA損傷 / 放射線耐性 |
研究成果の概要 |
放射線によって植物に誘発されるDNA損傷であるシクロブタン型ピリミジン二量体(CPD)を特異的に修復するCPD光回復酵素のリン酸化修飾とそのオルガネラ移行性、さらにそのオルガネラ移行性が紫外線耐性に及ぼす影響に関して解析した。CPD光回復酵素タンパク質のN末端配列が葉緑体移行シグナルとして機能し、そのN末端領域に付加されるリン酸化修飾によって葉緑体移行性が制御されていると考えられた。またシロイヌナズナにおいては、核DNAを修復することが紫外線耐性に重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙空間の厳しい環境条件下においても栽培できる植物を作り出すことは、地球上でも利用可能な環境ストレスに強い植物を作り出すことを可能にする。本研究では、主に紫外線によって誘発されるDNA損傷であるシクロブタン型ピリミジン二量体(CPD)の修復酵素であるCPD光回復酵素の機能制御機構と植物の紫外線耐性の関連性を解析した。核DNAに誘発されたCPDの修復が植物の紫外線耐性に重要であること、CPD光回復酵素の改変により機能を変化させられる可能性を明らかにした。
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