研究課題
基盤研究(C)
宇宙での長期にわたる有人活動が可能となり、火星への有人飛行も視野にはいってきた現在、宇宙放射線の人体へのリスクの評価は、重要課題の一つと考えられる。我々は、凍結したマウス万能細胞(ES細胞)を「きぼう」内のMELFI(冷凍庫)に長期間保管し、本年7月、最長52か月を経て、地上へ回収した。染色体異常やDNA損傷、また、マウス個体への発生過程での影響を観察することにより宇宙放射線の影響を解析した。さらに、被ばくした物理学的線量と細胞への影響の対応を地上での実験とで比較した。細胞の生存率、キメラ作製などへの影響は少ないと考えられた。染色体異常については、差が見られた。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件)
Life Sci Space Res
巻: 8 ページ: 38-51
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