研究課題/領域番号 |
15K11920
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宇宙生命科学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
宮本 健助 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 教授 (10209942)
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研究分担者 |
岡 真理子 鳥取大学, 農学部, 准教授 (20324999)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 重力形態形成 / 自発的形態形成 / オーキシン / オーキシン極性移動 / 重力応答性成長制御物質 / オーキシン極性移動抑制物質 / ジャスモン酸類 / PINタンパク質 / 天然型オーキシン極性移動阻害物質 / 微小重力環境 / 過重力環境 / 重力応答 / 重力屈性 |
研究成果の概要 |
植物の様々な重力形態形成をオーキシン(IAA)と成長制御物質の観点から解析し、次の成果を得た。1)アラスカエンドウと重力応答変異体エンドウ芽生えの重力屈性の成長解析から重力屈性における反重力側の成長抑制の重要性を見出すと共に、重力屈性制御物質としてβ-(isoxazolin-5-on-2yl)-alanineを同定した。2)エンドウにおける細胞外へのIAA排出キャリアPsPINの抗体を作成し、茎の姿勢制御におけるPsPINの細胞内局在の重要性を免疫組織化学的に示した。3)天然型IAA極性移動阻害物質として複数のセスキテルペンを同定し、その一つデヒドロコスタスラクトンの作用機構を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
茎の重力屈性における反重力側の成長抑制の重要性を示すとともに、その鍵化合物の同定は、重力屈性制御機構の新しい説の提唱につながるものであり、基礎植物生理学的に意義がある。また、植物の姿勢制御におけるオーキシン極性移動の重要性の分子レベルでの解明や天然型オーキシン極性移動制御物質の単離同定は、植物の姿勢制御の分子レベルでの制御およびケミカルレギュレーションにつながるものであり、重力生物科学ひいては宇宙植物科学において重要な基礎的資料となると期待される。
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