研究課題
基盤研究(C)
福島の農地では、放射性物質のおもな流入源のひとつが河川から取水している農業用水であると考えられ、地元農家では農地の汚染の上昇が懸念されている。本申請では、放射性物質の高い時期の河川水を回避するシステムの構築を計画し、基礎的なテータの収集を主な目的とした。平常時および増水時における放射性セシウムの溶存態および粒子態の割合を実測し、また農業用水を介した水田への放射性セシウム流入負荷量を実測した。用水を介して水田に流入した放射性セシウムの負荷量は、水田土壌に残留している放射性セシウム負荷量の1%以下であった。
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Landscape Ecol. Eng.
巻: 14 号: 1 ページ: 29-35
10.1007/s11355-017-0333-y