研究課題/領域番号 |
15K11996
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 宮城大学 (2016-2018) 静岡県立大学 (2015) |
研究代表者 |
藤澤 由和 宮城大学, 事業構想学群(部), 教授 (70387330)
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研究分担者 |
東野 定律 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (60419009)
水野 信也 静岡理工科大学, 情報学部, 教授 (60714524)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 社会調査法 / ソーシャル・ネットワーク / サンプリング / RDS / 健康 / 地域 / ソーシャルネットワーク / 社会調査の計画と解析 |
研究成果の概要 |
本研究は、社会ネットワークに関する関心の高まりと伴に、その実証的な把握が重要な課題となっている中で、その把握のためのこれまでとは異なるデータ構築手法を検討するものである。具体的には、特殊なスノーボールサンプリング手法による新たなデータ構築手法に着目し、当該手法の理論的な検討を行い、それに基づいた検討を行うことにより、当該手法の課題を明確化した。 結果として理論的な観点に関しては、取得されたデータの統計的推計値の信頼性に関しては今後さらに検討を行う必要があること、実施の観点からは、調査対象者へのインセンティブ供与の仕組みが果たして妥当なものであるかに関して今後、検証を行う必要性を明確化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで社会ネットワークは、調査対象者の他者との関係性に関する属性として扱われることが多く、個人間の「繋がり」に関するデータは、その取得や分析の難しさから、ほとんど対象とされてこなかった。しかしこの「繋がり」こそが、重要であるとの知見が示されつつある。そこで本研究は新たなデータ構築手法の可能性を検討するという点で学術的な意義を有しており、くわえて本手法を用いた社会ネットワークデータの構築が可能となれば、これまでよりも簡便かつ効率的に「繋がり」の影響を実証的に検証することが可能となり、様々な現代的な課題への新たなアプローチを切り開く可能性が高く、その社会的意義は高いといえる。
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