研究課題/領域番号 |
15K12016
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西山 大樹 東北大学, 工学研究科, 教授 (90532169)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | リアルタイムIoT / モバイルネットワーク / IoT / 無線通信 / 端末間通信 / 自律再生ネットワーク |
研究成果の概要 |
情報伝達を目的とした端末間通信においてはグループ形成の時間短縮化と各端末に役割機能を導入するグルーピング制御が必要である.そこで,本研究では役割が異なるモードの導入とそのモードを用いたグループへの参加と離脱によるグルーピング制御手法を提案した.これにより,利用者のニーズに応えることができ,かつグループ形成時間を短縮するためのグループ構築回数を減らすことが可能となった.また,提案するグルーピング制御手法に伴う到達速度のモデル化を行い,数値解析およびシミュレーションにおける評価を通じて伝達性能への影響の明確化し,既存手法と比較して提案手法が有効であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大地震や台風などの自然災害やそれに伴う津波や火災などの災害では,通信基地局などのモバイル通信インフラが損壊し,通信が困難になることが想定される.一方,被災者の安否情報の交換や避難所および公共交通手段に関する情報提供,近隣住民等による小さなコミュニティ内での情報交換など通信に対する需要が急速に増加する.このような状況に対応するために,既存の通信インフラを使用せずに通信を行うことができる技術の需要が高まっている.人,車,ロボット等の移動体によってリアルタイムIoTを実現する本研究の成果は,この期待に応えるものである.
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