研究課題/領域番号 |
15K12052
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
田中 章浩 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (80396530)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 声 / 言語理解 / 記憶 / 感情 / 魅力 / 注意 / 非言語情報 / 音声 / 感情情報処理 / 魅力情報処理 / 視覚情報処理 |
研究成果の概要 |
本研究は、(1) 音声の感情情報処理が音声言語の理解・記憶に及ぼす影響、(2) 音声の魅力情報処理が音声言語の理解・記憶に及ぼす影響、(3) 視覚情報処理が音声言語の理解・記憶に及ぼす影響、以上3点の検討を通して、記憶に残りやすい音声の要件を明らかにすることを目的とする。実験の結果、音声の感情情報処理が音声言語の理解・記憶に及ぼす影響、および音声の魅力情報処理が音声言語の理解・記憶に及ぼす影響は妨害的であることが示された。これに対して顔の表情の視覚情報処理が音声言語の理解・記憶に及ぼす影響は促進的であることが示された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語理解、感情認知、魅力認知といった音声情報処理の諸側面を包括的に扱い、相互作用を検討するのが本研究の特色である。こうした実験を通して、感情や魅力の情報処理が音声言語理解に及ぼす影響を明らかにし、内容が記憶に残りやすい声の要件を示すことができる。これらの結果は、人間の音声情報処理の包括的理解につながるのみならず、内容が記憶に残る話し方の訓練や音声のデザインへの応用的意義を併せ持つ。
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