研究課題/領域番号 |
15K12076
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
|
研究機関 | 弘前大学 (2018) 東京大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
星野 隆行 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (00516049)
|
研究協力者 |
荒木 望
石川 峻也
勝又 航生
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 運動計画 / 視空間 / バーチャルリアリティ / 筋電位 / 不随意運動 / 踏み外し / 脈波伝搬速度 / 交感神経 / 段差降下 / 不随意活動 / 表面筋電位 / HMD / 身体所有感 / 着地動作 / 予備緊張 / 歩行 / 視覚 / 予備的活動 / 不随意的筋活動 / 事前活動 / 身体制御性 |
研究成果の概要 |
段差降下運動では,視覚,体性感覚,前庭感覚が重要であり,これらの齟齬が段差の踏み外しにつながる.そこでKinect v2とHMDを用いてリアルタイムに視覚的錯誤を生成し,踏み外しを誘発させその際の運動の解析を行った.被験者にはVR空間中に投影した被験者自身の身体と段差を提示しながら段差を降下させることで,踏み外し運動を再現させる. その結果,筋活動は視覚情報により誘導されるが,踏み外してから約100 msで反射的な修正動作が生起されることで着地の衝撃を緩和する戦略があることが示唆された.本研究から得られた知見は,踏み外し時のリスクの評価などの工学的応用につながるものである.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢や疾患により四肢に障害を生じた患者は,その疾患により健常人よりも運動能力や感覚の減退を生じている.この能力の減退を評価,補助するために,姿勢制御や運動計画を検出・評価して,歩行アシストシステムや情報デバイスで補助デバイスの助けを借りる必要がある.このとき,運動の評価・補助デバイスの入力として,ヒトの主観的な感覚や次の動作決定という認知,運動計画に関わる情報を取得するインタフェースのひとつとして本研究の成果が有効である.本研究から得られた知見は,踏み外し時のリスクの評価,歩行アシストシステムの制御や負荷量をリアルタイムに定量化しインタフェースとする工学的応用につながるものである.
|