研究課題/領域番号 |
15K12126
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 東京工業大学 (2016-2018) お茶の水女子大学 (2015) |
研究代表者 |
齋藤 豪 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (00323832)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 手描きアニメーション / 描画法分析 / 振り向き描写 / コンピュータグラフィクス / ノンフォトリアリスティックレンダリング / 線画 / 動画 / 作画 / アニメーション分析 / 顔描画 / 手描き / 描画分析 / セルアニメーション / 顔 / 描画 / 軌跡 / 特徴点 / 知覚 |
研究成果の概要 |
手描きアニメーションで用いられている独特な描画技法は、3次元的な幾何形状を仮定した場合、大きな歪みを含んでいるものの、観ているものには特段の違和感がないという高度に記号化された優れた表現法であると言える。しかし、その技法は文書化されていたり式で表されているものではない。 本研究では日本のアニメーションで表現に用いられている描画法について特に顔の振り向き時の描画に注目し、画像データを収集した後、特徴抽出手法を用い、その描画法の特徴明確を試みている。ノウハウとして曖昧であった描画法の特徴を特徴ベクトルで表現し、その係数を変化させることで生じる像の変化から描画法の特徴を可視化することを実現している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、アニメーション用の作画は現場での訓練により身につけられていたが、制作システムの変化、制作費や製作期間に起因する問題により、そのような環境が減りつつある。またコンピュータの導入による製作補助に関しても、ノウハウに関して工学的に応用可能な技術的記述が見られず、実装が困難な状況である。本研究では、アニメーションでの特徴的な描き方を描画者が学習するためにも、コンピュータによる描画補助の手法を開発するためにも応用可能なアニメーションの分析法を提案している。また多次元特徴量からの分析方法については、さらに改善可能であり、描画分析法として発展する可能性を秘めている。
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