研究課題/領域番号 |
15K12129
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2017-2018) 京都大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
河野 憲二 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 客員研究員 (40134530)
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研究分担者 |
松田 圭司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (50358024)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 眼球運動 / 神経科学 / 計測装置 / 協調運動 |
研究成果の概要 |
視線を動かした時に起こる眼と頭の協調運動を計測するための高精度の頭部ー眼球運動計測システムを開発した。眼の動きについては、赤外線で眼球を照射し高速ビデオカメラで撮像した瞳孔と角膜上に映る照明の反射像を利用して回転角を計測する。頭部の動きについては、頭に被ったヘルメットの上に装着した2つの赤外線LEDを高速ビデオカメラで撮像し、2点を結ぶ直線の回転角度から求める。双方とも同等のカメラを用い、画像処理を行うことで同時計測が可能になった。マーモセットを対象に新たな校正(キャリブレーション)手法を開発し、訓練のできない動物や幼児、認知症の高齢者等からも精度の高い眼球運動の計測が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した高精度の頭部ー眼球運動計測システムを用いることで、実世界環境の中での視覚情報処理の理解が進むと考えられる。また、訓練のできない動物や実験者の指示/説明を理解できない幼児、認知症の高齢者等からも精度の高い眼球運動の計測が可能な眼球運動計測システムは幅広い分野のユーザーのニーズに応え、行動解析の分野に貢献すると考えられる。
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