研究課題/領域番号 |
15K12231
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
吉田 篤正 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60174918)
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研究分担者 |
木下 進一 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70263209)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ふく射伝熱 / 表面微細構造 / 散乱性媒体 / 反射指向性 / 波長特性 / 数値解析 / 塗膜 / 再帰性反射 / 電磁波 / 反射 / 波長制御 / ふく射輸送 / ヒートアイランド / 緩和策 / 適応策 / 再帰反射 / 指向反射 / 壁面 / 人体熱負荷 / 顔料 / 散乱 |
研究成果の概要 |
一般に環境を構成する表面材料は散乱性媒体であるが,この表面に規則的な微細構造を付加する,または塗膜層内に特殊な材料および形状を持つ粒子を分散させることにより,波長特性ならびに反射指向性を制御することが期待される.本研究では,周期的微細構造を付加した表面の日射反射特性に及ぼす構造パラメータならびに入射角の影響,ならびに塗膜の日射反射特性に及ぼす顔料粒子の材料および粒径の影響について,それぞれ数値解析により評価した. また,光の入射方向に強く反射する再帰性反射材料が施工された壁面近傍のふく射環境を数値的に評価し,屋外にいる人体への熱負荷について壁面の反射指向性制御による軽減効果を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主題である種々の散乱性媒体表面に対するふく射特性制御は,地球温暖化対策の観点では,太陽エネルギー利用の高度化による化石燃料消費抑制につながること,また大都市における夏季のヒートアイランド対策の観点では,人工被覆面の日射吸収抑制に寄与する高日射反射率化と,それに伴う屋外空間のふく射環境変化に対する人体への影響抑制の相反する要求を解決できることから,重要な技術であると考える.
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