研究課題/領域番号 |
15K12265
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 信州大学 (2016-2017) 九州大学 (2015) |
研究代表者 |
金本 圭一朗 信州大学, 学術研究院社会科学系, 講師 (20736350)
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研究分担者 |
大野 肇 東北大学, 工学研究科, 助教 (20769749)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ライフサイクル評価 / MRIO / スマートフォン / 多地域間産業連関分析 / ハイブリッドLCA / フットプリント |
研究成果の概要 |
本研究は、デザイン、組み立て、部品製造、資源供給といった異なった役割を異なった国が果たしている典型的な例としてスマートフォンのiPhoneを取り上げ、各企業への個別調査と世界多地域間産業連関分析を組み合わせることで、経済、社会、環境、資源という4つの側面をライフサイクル全体で解明することを目的としてきた。ただし、これまでの研究により、個別企業数社と多地域間産業連関分析のみでは目的に沿った充分な結果を得ることが難しいことが明らかになった。本研究のみでは、目標達成は困難だが、今後、このデータを利用して、引き続き、目標の達成を図る。ただし、一部の成果は、論文として公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サプライチェーンで排出される環境負荷や付加価値は、非常に重要なトピックの一つとなっている。例えば、TCFDやTNFDなどで企業のサプライチェーンでの環境負荷の把握が求められている。また、付加価値の文脈でも多くの国際機関で、付加価値貿易の分析が行われてきた。本研究で明らかにしようとしたスマートフォンという個別の製品の世界レベルでのサプライチェーンとそれに伴う環境負荷や付加価値の把握も先駆的なものであった。ただし、当初考えていた分析ではすべてを達成できず、今後の研究発展のために、意義深い研究となった。
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