研究課題/領域番号 |
15K12310
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 |
研究代表者 |
竹田 美知 神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 教授 (00144634)
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研究協力者 |
福田 庸子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 海外転勤 / 海外移住 / ネットワーク / 海外赴任帰国家族 / 海外長期滞在家族 / 海外短期滞在家族 / マイノリティー体験 / 社会的ネットワーク / 国際移動 / マイノリティー / ライフコース / 人生上の重要な他者 / ターニングポイント / イメージ / 国際移動家族 / マイノリティーへのイメージ / 海外赴任 |
研究成果の概要 |
調査から、海外滞在者は、自分自身の所属するネットワークでエスニック・グループと交流した結果、様々なカルチャーショックを体験している。短期滞在者は、問題を解決するための人的ネットワークや時間が不足している。一方長期滞在者は、日本人ネットワークやコミュニティにおけるたくさんのエスニックネットワークを活用しながら問題を解決しているという結果が得られた。 海外長期滞在者家族は、子どもの日本語や日本文化の保持について日本人ネットワークが長期に渡って維持されており、海外赴任帰国家族は、帰国後の子どもの日本の学校への適応について滞在中からネットワークの中で情報を収集している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第1の研究成果の特徴は、本研究は「行って帰る移動」に焦点を当てていることである。「国際移動をした家族の海外におけるマイノリティ当事者としての経験が、帰国してからいかに他者のマイノリティの理解と共感に影響を及ぼすか」について、これまで日本における実証研究はほとんどない。 第2に本研究の社会的意義は、自分自身は差別や偏見からは無関係であるというマジョリティという立場の視線でとらえた教育手法から脱し、国際移動を経験した家族の価値観の変化を事例として取り上げ、差別や偏見に対して積極的に解消する意識や行動に繋がる手法を提案し、大人を対象とした生涯教育における教材の開発たことである。
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