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英語力段階による英語映画視聴時の注視領域分析と上級者視聴モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K12429
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 教育工学
研究機関大阪大谷大学

研究代表者

大倉 孝昭  大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (50223772)

研究分担者 小山 敏子  大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (20352974)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード英語映画 / 英語字幕 / 視線停留時間 / 上級者モデル / 視線計測 / 英語上級者モデル / メディアの活用 / 英語教育 / 映画英語 / 字幕
研究成果の概要

英語力が比較的高い被験者に対し留学前と帰国2週間後に,3作品から6シーンを選んで英語字幕視聴時の視線計測実験を行った.
渡航前に較べ帰国後のデータでは,100ms以上300ms未満の注視時間の割合が減って,300ms以上の割合が10%から19.3%に増えたことが判った.渡航前には字幕更新に追従できず、停留時間の短い注視行動が多くなっていたが,帰国後は「自信を持って聞き取り,広い視野で字幕をとらえ,内容の確認をしている」と判断した.英語聞き取りへの慣れは,「音声の補完としての字幕の読み取り」の力を養成する効果があることが判った.

研究成果の学術的意義や社会的意義

英語映画が英語学習に効果的な学習教材であることは,広く知られている.字幕提示によって内容の理解が促進され,音声が聞き取り易くなるのではないかという映画の活用は,以前から行われてきた.一方,しばらく英語圏に滞在した後に帰国すると,英文の読み取り,聞き取りにおけるハードルが低くなるという留学の効果を共通理解している.
今回の成果は,初学者に英語映画を教材として適用する場面で,オリジナルのサブタイトル画像(DVDなどで提供される字幕は,画像として収録されている)を提示して読み取るように誘導するのではなく,補完情報として着目すべき領域を示すなどの情報補完型字幕文提示の有効性を示唆した.

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2015

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 留学前後における英語字幕への視線停留データの比較2018

    • 著者名/発表者名
      大倉孝昭, 小山敏子, 地下まゆみ, 野口 ジュディー
    • 学会等名
      第43回 教育システム情報学会 全国大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] How They Interact with Different Information From a Movie?2018

    • 著者名/発表者名
      Toshiko Koyama, Takaaki Okura
    • 学会等名
      EuroCall2018
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 英語力段階による英語映画視聴時の注視領域分析2015

    • 著者名/発表者名
      大倉孝昭,小山敏子
    • 学会等名
      教育システム情報学会 第3回研究発表会
    • 発表場所
      静岡大学(浜松市)
    • 年月日
      2015-09-19
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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