研究課題/領域番号 |
15K12441
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
塚田 全彦 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 准教授 (60265204)
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研究分担者 |
桐野 文良 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 教授 (10334484)
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研究協力者 |
Klein Levente IBM Research Center, Research Scientist
Schrott Alejandro IBM Research Center, Research Scientist
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 保存科学 / 文化財科学 / 材料試験 / 加速腐食試験 / 金属薄膜センサー |
研究成果の概要 |
博物館・美術館で展示ケースや保存容器などを製作するのに用いる材料の長期的な安全性を短期間に評価する試験方法として、金属薄膜センサーを結露が生じない高湿度環境で用いる方法の有効性を検討した。従来行われている試験条件では相対湿度がほぼ常に100%で維持されて評価に用いる金属箔に結露が頻繁に生じ誤った評価につながる可能性があるのに対し、グリセリン水溶液を用いることで、厳密な相対湿度制御は難しいものの、結露が生じない100%以下の高湿度環境で試験が行えることを示した。また金属薄膜センサーにより腐食の進み具合を客観的にとらえ、材料の安全性を評価できる可能性を示す結果を得た。
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