研究課題/領域番号 |
15K12442
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
長柄 毅一 富山大学, 芸術文化学部, 教授 (60443420)
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連携研究者 |
三船 温尚 富山大学, 芸術文化学部, 教授 (20181969)
宮原 晋一 奈良県立橿原考古学研究所, 調査部, 部長 (90250373)
奥山 誠義 奈良県立橿原考古学研究所, 企画課, 主任研究員 (90421916)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鉛入り高錫青銅 / 金属組織 / アルファ相 / 共析 / 非破壊分析 / 青銅鏡 / 高錫青銅 / 青銅 / 画像解析 |
研究成果の概要 |
古代青銅鏡の多くは鉛入り高錫青銅で作られている。主要構成元素である銅、錫、鉛の比率は青銅の硬さ、色、鋳造性などに影響を及ぼすことから、正確に定量分析することは重要である。ところが、出土青銅器においては、表面の錆の影響で、蛍光X線分析の定量データは地金のデータとはかけ離れていることが多い。一方、その金属組織はα相、共析相、鉛相からなり、各々について面積比を求めることができれば、銅、錫、鉛の比率を正確に知ることができる。我々は、出土青銅鏡の表面観察をする過程で、この金属組織を非破壊で取得できることを偶然見出した。そこで、古代青銅鏡から金属組織を取得し、相の解析による定量分析法の確立に取り組んだ。
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