研究課題/領域番号 |
15K12443
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小田 寛貴 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 助教 (30293690)
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研究分担者 |
山田 哲也 公益財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (80261212)
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連携研究者 |
塚本 敏夫 (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 総括研究員 (30241269)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 青銅器 / 放射性炭素 / 試料調製法 / 緑青 / 放射性炭素年代測定法 / 放射性炭素年代測定 / 加熱分解法 / リン酸分解法 |
研究成果の概要 |
青銅器中のCuは大気中CO2と反応し,緑青を生じる.緑青は一旦形成されると新たな緑青の形成を阻止する「良いさび」といわれている.従って,緑青からの炭素抽出と,その14C年代測定が可能となれば,緑青の形成年代,さらには青銅器の使用年代を求めることが実現する.本研究では,まず二つの緑青調製法の開発を行った.一つは加熱分解法であり,高収率で正確な年代を与える反応条件を確定した.もう一方はリン酸分解法であり,専用の二股試験管を製作し,緑青からの炭素抽出に成功した.その上で,考古学的な視点から年代の判明している青銅器の緑青について測定を行い,緑青が14C年代測定法に適した試料であることを実証した.
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