研究課題/領域番号 |
15K12445
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上田 貴洋 大阪大学, 総合学術博物館, 教授 (70294155)
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研究分担者 |
高橋 照彦 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10249906)
中久保 辰夫 大阪大学, 文学研究科, 助教 (30609483)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 吸着科学 / 細孔分析 / ナノ空間科学 / 多孔性文化財資料 / 焼物類 / 土器 / 陶磁器 / 気体吸着法 / 細孔特性 / 機械的性質 / 多孔性文化財 |
研究成果の概要 |
土器や陶磁器など焼物類の焼成条件は、その形状や色をもとにした推定に留まっており、それらを特徴付ける定量的指標はない。一方、焼物類はその焼成過程において細孔の形成が知られており、比表面積をはじめとする細孔特性を用いて、焼物類の製法や焼成条件を議論できる可能性がある。本研究課題は、北摂地域の待兼山遺跡から出土した焼物類(土師器、須恵器、埴輪)を細孔構造の面から調べることに挑戦した。その結果、焼物類の製作年代と比表面積の間に一定の相関がみられ、細孔特性を反映する比表面積が焼物類の特性を表す指標の一つとなり得る可能性が示された。
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