研究課題/領域番号 |
15K12609
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
渡邉 順子 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (00175134)
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研究分担者 |
武田 啓子 日本福祉大学, 健康科学部, 教授 (70548685)
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研究協力者 |
須賀 京子
倉本 直樹
宮崎 さやか
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 排尿障害 / 認知症高齢者 / 尿動態測定 / 排尿ケア / 排泄ケア / 残尿測定 / 夜間頻尿 / 排尿ケアモデル |
研究成果の概要 |
認知症高齢者の排泄障害の原因を探るために、携帯型尿動態データレコーダを用いて24時間の排尿状況を観察した。その結果、認知症高齢者は、健常高齢者よりも最大膀胱容量は少なく、昼夜の排尿回数及び排尿量は多かった。これは、認知症高齢者は、高血圧症、糖尿病、心不全など排泄に影響を及ぼすと考えられる利尿や尿量や便通を調整する薬剤や、睡眠障害を緩和する睡眠導入剤、精神安定剤などの複数の薬剤を服用しており、多剤併用による有害事象と排泄障害の関連が示唆された。今後は、認知症高齢者に定時処方されている内服薬の重複による副作用の見直しを強化することにより、適正な排泄ケアの提案ができると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症高齢者に処方されている不必要な薬剤の副作用を見直すことにより、医療費の軽減だけでなく、多剤併用による有害事象の改善が適切な排泄ケアを促進し、排泄ケアの介護軽減につながる。
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