研究課題/領域番号 |
15K12658
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
宮崎 重勝 神奈川大学, 公私立大学の部局等, 名誉教授 (40409892)
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研究分担者 |
鈴木 崇人 国立研究開発法人理化学研究所, 情報システム本部, 特別研究員 (20638960)
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研究協力者 |
久保 槙平
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 投球 / オーバーヘッドスポーツ / 筋シナジー / オーバーヘッド動作 / スキル / 投運動 / 筋活動 / 運動学習 |
研究成果の概要 |
子どもの投能力低下は重大な問題となっているにも関わらず,投動作変化を引き起こす原因である基礎スキルの獲得が明らかになっていない. 本研究は投動作の筋シナジー解析を通じて, 投能力の向上と筋活動パターン(筋シナジー)変化の関係を検討した.さらにオーバーヘッド動作に共通する基礎スキルを共通する筋活動パターンと捉えることで,「運動学習の転移」と呼ばれる現象を明らかにできるかを検討した.その結果,非熟練投球者が投能力を向上させていく過程では,複数の筋活動パターンの使用度を調節していくことがわかった.また,オーバーヘッド動作間で共通する筋活動パターンがあることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの投能力の低下から上肢の力発揮能力が低下していることが示唆されるため,投能力の向上はバドミントン・テニスなどの様々なオーバーヘッド競技能力の向上にも関わる重要課題である.本研究で明らかにしたことを包括的に応用することで, 子どもの投能力を向上させるという重要課題の解決だけでなく, 様々なオーバーヘッド競技の基礎スキル獲得にも適用できる. 加えて,体育科教育の体系的なカリキュラム編成を構築し, 様々な競技において子どもの競技能力を効果的に向上させることに大きく貢献する.
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