多核細胞である骨格筋が筋線維タイプ変化を生じる機構の解明

• 研究課題/領域番号: 15K12665
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 電気通信大学
• 研究代表者: 狩野 豊 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90293133)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 多核細胞 / 細胞内輸送 / グルコース / 骨格筋 / バイオイメージング / 蛍光グルコース / 生体恒常性

研究成果の概要

本研究は，多核細胞である骨格筋の細胞内物質や情報の共有化のメカニズムについて調べた．その結果，グルコースの細胞内レベルを一定に保つための能動的な輸送システムの存在，ならびに，特異的なタンパク質の発現を細胞内で均一化する機構の存在を示すデータを得ることに成功した．今後，多核細胞の骨格筋が均一の形質を保持する機構において，筋線維全体の形質発現の調節を司るようなシステムの解明が求められる．

研究成果

• [国際共同研究] カンザス州立大学(米国)
• [国際共同研究] カンザス州立大学(米国)
• [国際共同研究] Kansas State University(米国)
• [雑誌論文] Improved skeletal muscle Ca2+ regulation in vivo following contractions in mice overexpressing PGC-1α. (2017)
  • 著者名/発表者名: Eshima, H., Miura, S., Senoo, N., Hatakeyama, K., Poole, D.C., and Kano, Y.
  • 雑誌名: Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol 巻: 印刷中 号: 6 ページ: 1017-1028
  • DOI: 10.1152/ajpregu.00032.2017
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] pH buffering of single rat skeletal muscle fibers in the in vivo environment. (2016)
  • 著者名/発表者名: Yoshinori Tanaka, Tadakatsu Inagaki, David C. Poole and Yutaka Kano.
  • 雑誌名: American Journal of Physiology - Regulatory, Integrative and Comparative Physiology. 巻: in press 号: 10 ページ: R926-R933
  • DOI: 10.1152/ajpregu.00501.2015
  • 査読あり / 国際共著
• [学会発表] 骨格筋細胞内におけるグルコース特異的な拡散動態 (2017)
  • 著者名/発表者名: 小泉 柾夫，狩野 豊
  • 学会等名: 第72回日本体力医学会
• [備考] 電気通信大学 狩野研究室ホームページ
  • URL: http://www.ecc.es.uec.ac.jp/index.html