研究課題/領域番号 |
15K12702
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
玉江 和義 大分大学, 教育学部, 教授 (80341527)
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研究分担者 |
平野 雄 鎌倉女子大学, 家政学部, 教授 (40258629)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脂肪脂肪分化誘導能 / 思春期 / 疫学 / ヘルスプロモーション / 酸化ストレス損傷 / 脂肪細胞分化誘導能 / 健康評価 / 分子疫学 |
研究成果の概要 |
特に思春期を対象に,血液生化学指標、血清中酸化ストレス指標(Reactive Oxygen Metabolites,Biological Antigen Potentials)、脂肪細胞分化誘導能(Adipocyte Differentiation-Inducing Potentials: ADIP)を定量し、これらが「ライフスタイル、肥満の評価」「予後の健康推定」に有用かを検討した。多変量分析は、ADIPは抗酸化能、中性脂肪、総コレステロール、LDLを予測し、単変量分析では、特にLDLと強く関連した。ADIPは、思春期の生活習慣や肥満性疾患リスクの評価指標として有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究にて見いだされた主たる成果とは、ヒト血清における脂肪細胞分化誘導能(ADIP)のレベルが総コレステロール値、LDLコレステロール値、中性脂肪値と関係し、なおかつ肥満性疾患リスクの評価や予測に役立つ可能性が示されたことである。一般的には健康上問題が少ないとされる思春期においてこの結果が見出されたことは、そのスクリーニングや評価に寄与する可能性を示唆するものである。あるいは、思春期および若年層における肥満性疾患の予防や長期予後の推定においても適用できる可能性が窺われた。さらに大きな対象集団を疫学的に検討することにより、ヘルスプロモーション推進に寄与する知見が導かれる可能性が窺われる。
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