研究課題/領域番号 |
15K12723
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
山津 幸司 佐賀大学, 教育学部, 准教授 (90299579)
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研究分担者 |
森田 憲輝 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10382540)
中島 寿宏 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10611535)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 社会経済的要因 / 学業成績 / 教育心理学 / 教育的配慮 / 格差 / 健康 / 体力科学 / 体力医学 |
研究成果の概要 |
公立中学1年生のコホート集団を3年時まで追跡した結果、次のような研究成果を得た。すなわち、1)社会経済的要因の中でも、保護者の学歴や世帯年収は中学1年生の学業成績に有意に影響し学力格差を助長する可能性があること、2)生徒の体力は社会経済的要因とは別に影響し、体力が高いほど学業成績を高める可能性があること、3)逆に肥満度が高いと生徒の学業成績を悪化させる可能性があること、その他では4)学習状況やテレビゲームなどのスクリーンタイムが生徒の学業成績に有意に影響すること等を海外学術雑誌に公表してきた。上記はすべて中学1年時の横断研究の成果であり、縦断調査の分析結果も評価の高い国際誌に投稿を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中学生の学業成績の格差拡大に社会経済的要因は悪影響を与えるが、その悪影響に対し、高い体力を維持することや過度の肥満ややせにならないこと、学習状況や携帯ゲームなどのスクリーンタイムの過剰利用を是正することが学業成績の格差縮小に好影響をもたらす可能性があることが明らかにした。
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