母子間ネットワークにおける高次脳機能発達機序の新展開

• 研究課題/領域番号: 15K12728
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 子ども学(子ども環境学)
• 研究機関: 東海大学
• 研究代表者: 立道 昌幸 東海大学, 医学部, 教授 (00318263)
• 研究分担者: 遠藤 整 東海大学, 医学部, 講師 (10550551)
• 研究協力者: 江藤 智生 ; 大和田 賢
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 母体環境 / THAラット / 学習 / 次世代影響 / 高学習能 / 母子間伝達 / 子宮内環境

研究成果の概要

代理懐胎技術などの高度な生殖補助医療技術が急速に進歩し、実験動物学の技術として広く普及しているが、科学的に安全性や出生する児のリスク評価は十分に検討されたとは言えない。高学習能モデル動物であるTokai High Avoider (THA)ラットを用いて、発生工学技術、代理懐胎、および飼養環境による仔の学習機能に及ぼす影響評価を行った。THAラットの表現型は、低学習能を示したWistarラットを介して出生させた際に顕著な影響が認められた。本研究により、THAラットの表現型の維持に母体の子宮内環境が重要な役割を担っていることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] The intrauterine environment affects learning ability of Tokai high avoider rat offspring derived using cryopreservation and embryo transfer-mediated reproduction. (2017)
  • 著者名/発表者名: Endo H, Eto T, Yoshii F, Owada S, Watanabe T, Tatemichi M, Kimura M.
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun. 巻: 22;489(2) 号: 2 ページ: 211-216
  • DOI: 10.1016/j.bbrc.2017.05.133
  • 査読あり
• [雑誌論文] Acetamiprid Accumulates in Different Amounts in Murine Brain Regions. (2016)
  • 著者名/発表者名: Terayama H, Endo H, Tsukamoto H, Matsumoto K, Umezu M, Kanazawa T, Ito M, Sato T, Naito M, Kawakami S, Fujino Y, Tatemichi M, Sakabe K.
  • 雑誌名: Int J Environ Res Public Health 巻: 13(10) 号: 10 ページ: 937-937
  • DOI: 10.3390/ijerph13100937
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [備考] 東海大学医学部基盤診療学系 衛生学公衆衛生学
  • URL: http://health.med.u-tokai.ac.jp/index.html
• [備考] 東海大学医学部衛生学公衆衛生学
  • URL: http://health.med.u-tokai.ac.jp/research.html