研究課題/領域番号 |
15K12774
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
|
研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
萩原 明 山梨大学, 総合研究部, 講師 (70402849)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 養育行動 / CAST / アクティブゾーン / 神経伝達物質 / 放出制御 / オキシトシン / ストレス / ネグレクト / 神経回路網 / ホルモン調節 |
研究成果の概要 |
神経細胞において伝達物質の放出を制御するCASTの欠損(KO)マウスにおいて母性行動の解析を行った。養育中のCAST KOマウスは巣の中をせわしなく移動し、仔マウスを哺育する時間が有意に低下する。まずCASTが発現する下垂体後葉から放出されるオキシトシンに着目したが、血漿内オキシトシン濃度に有意な差はみられなかった。次に、出産や養育によるストレス耐性をショ糖嗜好性試験により評価した。その結果、CAST KOマウスでは養育期間の飲水量が低下し妊娠中のスクロース嗜好性が高まる傾向にあることが分かった。これらのことから、神経調節因子の放出制御異常が不適切な養育行動に関与することが示唆された。
|