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マングローブ林における「利用を通じた資源管理モデル」の構築と社会実装手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 15K12785
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 地域研究
研究機関大阪大学 (2015-2016, 2018)
京都大学 (2017)

研究代表者

渕上 ゆかり  大阪大学, 国際共創大学院学位プログラム推進機構, 特任助教(常勤) (70712834)

研究分担者 石丸 香苗  福井県立大学, 学術教養センター, 准教授 (00572471)
渕上 佑樹  三重大学, 生物資源学研究科, 助教 (30747895)
上須 道徳  大阪大学, COデザインセンター, 特任准教授(常勤) (50448099)
谷口 真吾  琉球大学, 農学部, 教授 (80444909)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード持続可能性 / 地域活性 / 環境負荷 / ツーリズム / 資源管理 / 地域社会 / マングローブ / 持続可能な資源利用 / 観光保全 / 地域定着性 / 経済活性 / 取捨選択 / エコツーリズム / 在来知 / 伝統的資源利用 / 環境保全と開発 / 保全 / 地域住民
研究成果の概要

本研究では地域社会における利用を通したマングローブ林の持続可能性の評価を行うため、沖縄県西表島において社会的要因がマングローブ利用に与えた影響を時系列で整理し、地域における利用手法の取捨選択要因を明らかにした。直接利用である非木材林産物としての利用(染織・タンニン利用)は経済面からも環境負荷の面からも持続可能性が低いため衰退し、現在は間接利用である景観利用(ツーリズム)が観光主体の島内産業に適応し、経済活性および文化・環境保全という役割を担うことで地域に定着した。だが環境負荷の面からは、景観利用にも規制の検討が必要であり、来年度以降の世界遺産認定を見据えるとガイドラインの再考が必要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

自然資源の持続的利用のためには、環境負荷だけでなく地域住民の生存基盤の維持や、地域における利用手法の存在意義も考慮しなくてはならない。本研究では調査対象である西表島でのマングローブ利用を対象に文理融合的手法を用いて、直接利用から間接利用への移行、そしてその変遷要因を示すことで一定の条件下での資源管理手法の構築プロセスを明らかにし、「持続可能なマングローブ林利用モデル」として現代社会に適応した形での保全と利用を両立させた利用方法を提案した。現状の利用手法を禁じるのではなく改善・進化させるものであるため社会実装の可能性は高く、現代社会に適応した形での提案となることが期待される。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マングローブ林における利用手法の変遷―利用を通じた資源管理―2017

    • 著者名/発表者名
      渕上ゆかり・上須道徳・石丸香苗・谷口真吾・渕上佑樹
    • 学会等名
      第27回熱帯生態学会年次大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 西表島仲間川マングローブ林床の洗掘状態について―利用を通じた資源管理―2017

    • 著者名/発表者名
      石丸香苗・渕上ゆかり・上須道徳・谷口真吾・渕上佑樹
    • 学会等名
      第27回熱帯生態学会年次大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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