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性同一性障害を有する高校生が自認している性で過ごせる学校環境整備と親への支援

研究課題

研究課題/領域番号 15K12795
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 ジェンダー
研究機関豊橋創造大学 (2017-2018)
聖隷クリストファー大学 (2015-2016)

研究代表者

藤井 徹也  豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (50275153)

研究分担者 菊地 美帆  常葉大学, 健康科学部, 准教授 (00553322)
工藤 美子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40234455)
中山 和弘  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
篠崎 惠美子  人間環境大学, 看護学部, 教授 (50434577)
大林 実菜  人間環境大学, 看護学部, 助教 (80590009)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード性同一性障害 / GID
研究成果の概要

本研究は、一般高校生とその親にGIDの生徒を高校に受け入れることに関する意識調査と、高校生活や親との関係性に焦点を当てたGID当事者へのインタビューを行った。調査した一般高校生と親のそれぞれ30.7%がGIDの情報を得ており、高校生の30.1%はGIDの情報を授業で得ていた。また、友人からGIDをカミングアウトされた時に自分ひとりでは受け止められないと48.6%が回答していた。GID当事者へのインタビューでは、カミングアウトによる孤立への不安が聴取された。これらの調査結果から、高校の教職員のGIDに関する知識を向上させ、GIDの高校生および一般高校生から情報を収集し、適切に対処する必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、従来から報告されていたGID当事者の孤立への不安とともに、当事者を受け入れる高校生の現状を確認することができたことで、双方への援助の必要性と具体的援助方法を示すことができた。高校でのGIDに関する知識の教授が30.1%であったことから、教職員がGIDの正確な情報を適宜示す必要があることも確認された。さらに、GID当事者の親の受け入れや当事者周囲の高校生の親の現状から、子供が在籍する高校は親への援助も必要であることが明らかになった。よって、本研究は、新たな援助の必要性を示した学術的意義と、GID当事者と親、受け入れる高校生と親への具体的支援を導いたことの社会的意義は大きいと考える。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 高校生とその親の性同一性障害生徒の受け入れに関する調査2018

    • 著者名/発表者名
      藤井徹也、篠崎惠美子、中山和弘、大林実菜、工藤美子
    • 学会等名
      日本看護科学学会第38回学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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