研究課題/領域番号 |
15K12815
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
住家 正芳 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (60384004)
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研究分担者 |
鈴木 健郎 専修大学, 商学部, 准教授 (40439518)
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研究協力者 |
宮田 義矢
シッケタンツ エリック
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 宗教 / 近代中国 / キリスト教宣教師 / Chinese Recorder / 教務雑誌 |
研究成果の概要 |
本研究は、近代中国でもっとも長命の英文雑誌であったChinese Recorder誌(The Chinese Recorder and Missionary Journal、中国名『教務雑誌』)を分析の対象とすることによって、19世紀後半から20世紀前半にかけて、キリスト教が近代中国の諸宗教に及ぼした影響を明らかにしようとしたものである。具体的には、Chinese Recorderの記事を分析することで、キリスト教宣教師たちが中国の諸宗教をどのように理解したのか、その際、彼らが前提とした「宗教」理解はどのようなものであったのかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、近代中国における宗教概念の歴史的形成過程を、キリスト教と儒教や道教、中国仏教などとの宗教間の具体的な相互関係から明らかにすることによって、宗教研究における宗教概念の議論に新たな事例を提供するものとしての意義を有する。また、宗教間の相互理解あるいは相互無理解による行き違いや、ナショナリズムと宗教との関連などをめぐる一般の議論に、歴史的事例からのより冷静な観点を提供するものとしての意義をもつ。
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