研究課題/領域番号 |
15K12817
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹澤 祐丈 京都大学, 経済学研究科, 准教授 (60362571)
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研究分担者 |
森 直人 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (20467856)
佐藤 一進 京都精華大学, 芸術学部, 講師 (00554312)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 社会思想史 / イギリス / 複合国家 / コスモポリタニズム / イギリス革命 / 名誉革命 / 同君連合 / 合邦 / 歴史叙述 / J・G・A・ポーコック / ヒューム / バーク / 四ネーション・アプローチ / 複合国家イギリス / 思想史叙述 / 複合国家性 |
研究成果の概要 |
イギリスを素材とする社会思想に関する新しい通史的記述は、既存の多くの思想史叙述が前提とするような普遍的・鳥瞰的な装いを持った視点(疑似コスモポリタニズム)からの記述ではなく、イギリス複合国家性を前提にしつつ、それを構成する各ネーションが分解・分離しようとする遠心力と、その瓦解を食い止めるための求心力を確保する努力との均衡を基軸に叙述されるべきことを、16世紀半ばから18世紀までの具体例に即して確認することができた。またイングランド、スコットランド、アイルランドに着目する従来の三王国アプローチに代えて、それらにウェールズを加えた四ネーション・アプローチが採られるべきことも確認することができた。
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